「見付天神裸祭」が令和8年度も開催できること、見付地区の住民の方々はじめ裸祭の伝承に長年ご尽力いただいている皆様に、心より感謝申し上げたいと思います。
令和7年度の見付天神裸祭は、裸祭の長い歴史の中でも記憶されるべきものであったと思っています。令和5年度の裸祭でお渡りの際中に境内において傷害事件が発生し、裸祭の安全について、社会から厳しい眼で見られました。令和7年度は裸祭の安全対策に衆目の期待が集まり、今後の裸祭の運営にまでかかわる、そんな雰囲気の中の開催になりました。裸祭の「運営マニュアル」を作成し、昨年度の8月9日の全体会議に公表し、徹底を図りました。具体的にはリストバンドによる登録制、境内における裸衆と観客との分離等がありました。皆様のご協力があり、安全が確保される方向に裸祭が進んだことは間違いありませんでした。磐田警察署はじめ、関係していただいている方々から評価していただくご意見が寄せられています。いくつかの課題はあるものの、見付地区の保存会の力を結集した形で、「運営マニュアル」を毎年改定作成していき、安全で楽しい裸祭にする努力を継続することをお約束します。
保存会としてここ3年程前から小中学校との連携を図ってきています。いろいろ連携している中でも、北小学校、富士見小学校の5・6年生全クラスへ出前授業に出向いて行っていること、城山中学校には出前授業、ワークショップを開催し、裸祭のプレゼンをすることがあります。その手応えは、この4月30日にあった中学生による裸祭のプレゼンに現れていたと思います。中学生が真剣に裸祭の過去(歴史)、現在、そして将来を考えていてくれていることがよく分かりました。
現在、矢奈比賣神社と見付三社氏子崇敬者会が、社誌調査作成委員会を作って、矢奈比賣神社と淡海國玉神社と天御子神社の歴史・民俗を調査しています。新聞でも報道されその興味深い成果に注目が集まっています。矢奈比賣神社の歴史は裸祭と不可分のものであることがよく分かります。今後も続く、この調査事業に協力しながら、裸祭の歴史民俗を明らかにし、その記録を残し、全国に広報発信していきたいと思います。
裸祭が今年度もより安全で楽しいものになりますよう、皆様一人一人のご尽力、ご協力いただきたく、よろしくお願いいたします。
会長 中山 正典
もうすぐ見付天神裸祭です。今年の裸祭は、昨年から進めてきた、新たな取り組み、新たな 環境を踏襲する中で進められます。崇敬者会では、裸祭が安全で安心、楽しい裸祭であることをいつの時代でも考えております。崇敬者会では、この一環として私達先輩の皆さんが残して頂いた、放送文を明示し、お客様、氏子の皆様、裸衆の安全で安心な裸祭の斎行を願っています。
まず、裸衆の道中練りの運行の前に裸祭のPRをおこないます。
◎ 本日は、見付天神裸祭にようこそお越し下さいました。この裸祭は、日本の伝統的な神観念を伺わせるとともに、祭祀組織にも特色がみられること。静岡県西部(遠州)地域における代表的な祭りとして、地域的な特色も有する貴重な行事であることから、平成12年12月27日付けで「国重要無形民俗文化財」に指定されたお祭りです。この指定を受け、この祭りをご理解いただき伝承して頂くため、録画DVD・ガイドブックを神社社務所で販売しております。
◎ 次は時系列による案内(宵祭〜矢奈比賣神社)本日は、午後6時から午後7時まで、元気な子どもの裸の練りで見付本通りが賑わいます。9時からの大人連の町中の道中練りは、見付中の各町内の裸衆の集団が集まり、さらに大きく4つの梯団となり、西は加茂川通から、東は富士見町御旅所まで町中を鈴を鳴らし
ながら練り歩きます。そして、4つの梯団は、見付天神矢奈比賣神社に向かい、拝殿に駆け込み鬼踊りとなります。裸祭の最大の見どころの「鬼踊り」は、醍醐味であり、午後11時から12時まで続きます。
◎ 渡御〜終祭 この後、0時10分ごろ山神社の祭事があり、2つ目の煙火で町中の電気が消え、御輿が淡海國玉神社(総社)へ向かいます。なお、約20分間ぐらい町中の電気が消え暗闇になります。これは、裸祭の神事の中で古来からの伝承でおこなわれている、崇高なる儀式であります。見学のお客様にも、懐中電灯、スマートフォン、カメラ等、光を発するものを使用されない様ご協力をお願い致します。暗闇になりますので、足元、身の回りに十分お気を付けて、お怪我をなさらない様にお願い致します。また、迷子にならないように、落とし物等にもお気をつけ下さいますようお願い致します。お御輿が淡海國玉神社(総社)に着御致しますと町中の電気が一斉に点灯します。裸衆は腰蓑を納めて解散となり、各祭組の会所に戻り、宵祭は終了となります。
以上内容の骨子です。今年も「安全で安心」な裸祭の斎行を願っています。
会長 大石 冨士雄

今年の例祭の2日目は旧暦8月10日の当り日です。国の文化財の指定を受けている現行の例祭期間は日曜日から日曜日の8日間ですが、昔は旧暦8月1日から8月11日までの11日間ありました。期間が短くなったのは分かることですが、大きな違いがあります。現行の例祭期間の初日は「祭事始」(さいじはじめ)ですが、昔の初日の8月1日は「祭事始」ではなく「御煤払」(おすすはらい)で、2日目が「祭事始」でした。 一つ行事が抜けてしまっていますが、それは書面上のことであり、今でも「御煤払」は「祭事始」の前日の土曜日にしっかりと行われています。8時30分に御煤払奉告祭を行い、お祓いを受けた神職・臨時職員が、長い女竹で本殿拝殿をはじめ全ての建物の煤や枯れ葉などを払い、綺麗にします。これを知った保存会事務局・役員の方々が、数年前からお祓いを受け女竹を持ち、みんなで行うようになりました。これも一つの大切な裸祭の行事ですので参加したい方は5mほどの女竹持参で8時20分集合でお願いします。
今年も勇壮な裸祭を宜しくお願いします。
宮司 久野 隆
実行部長を仰せつかりました。ここ数年来「時代に即した祭り」ということで改革、変化をしつつあります。しかし、国重要無形民俗文化財を維持・継承していく上で、守るべき伝統はしっかり継続しつつ、特に安全対策を重点目標とし、よりよい裸祭を催行していくことが重要であると考えます。地域の皆様、参加者の氏子の皆様のご理解・ご協力をお願い致します。
〈大祭について〉昨年度より実施されました裸祭参加者の登録リストバンド、また一般の見学者と参加者の境内でのすみ分け等は前年度を踏襲して実施致します。ガイドブックの本編をしっかりと確認をお願い致します。
〈交通規制について〉裸祭り当日18時より交通規制をおこないます。まだまだ周知されていない状況ではありますが、トラブルの無いよう安全対策の徹底をはかつてまいります。見付の住民ひとりひとりが呼びかけ(特に新しく引っ越しをされた方など)もお願いしたいと思います。
〈浜ごりについて〉本年度も昨年同様、通路の両側(南・北)にテントを張り距離の短縮をはかります。移動距離、トイレまでの近さもありますが、コロナ禍以前のように、にぎやかな活気ある浜ごりをめざしていきたいと思います。多くの皆様の参加をお願い致します。
〈スタンプラリーについて〉 本年度も各町のおもてなしをメインに、子供達がお祭りへの興味関心を引き立たせられるように運営していきたいと思います。
どうぞ皆様のご理解とご協力をお願い致します。
実行部長 松本 直希
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見付天神裸祭保存会 見付天神裸祭映像記録制作委員会 平成26年度制作 |
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