令和4年度 コロナ禍における見付天神裸祭

ごあいさつ

見付天神裸祭保存会 会長 中山 正典令和2、3年度と見付天神裸祭では、コロナ禍のため一部の神事を除いては大半の諸行事が出来ませんでした。令和2年度11月の保存会理事会で、何年かかろうが何時か令和元年度までやっていた裸祭の諸行事を完全復活させよう、そしてその復活の過程で毎年、感染対策をしてできることはやろう、と約束し合いました。令和4年度の「できること」とは、「無観客」で「事前登録した者だけの参加」でソーシャルディスタンスを取っての「できること」となりました。 

今年の春、第6派の後に開催された横須賀の三熊野神社の祭礼、浜松祭りの凧揚げを見させてもらいました。参加者、特に子どもたちの笑顔の輝きが忘れられません。見付にもあの笑顔が戻って欲しいと切に願います。感染対策を十全に実施し、安全に、将来の完全復活のときの笑顔のため、今年度「できること」をみんなでやりましょう。

見付天神裸祭保存会
会長 中山 正典


見付天神裸祭保存会 実行部長 伊藤 兆彦この2年間コロナ禍により裸祭も縮小を余儀なくされました。保存会をはじめ多くの皆様には再興に向けた意見が交わされ、少しづつではありますが前進することができましたことに感謝申し上げます。 

お祭りには伝統やしきたりなど変えてはいけないものがある一方、時代によって変化していかざるをえないものがあり、過去よりこのバランスを上手にとりながら伝統を引き継がれてきたと思います。今回このコロナ禍において、非常時における祭典の在り方など、本年度は実験的に試してみる機会となります。祭り本来の姿を変えてはいけないものを残しつつ、時代に合わせていくことが将来につながっていくものと信じます。お祭り自体を心待ちにしている見付の皆様には、少し物足りなさを感じるかもしれません。次年度に向けてのトライを兼ねているお祭りであることに、どうぞご理解をいただきたいと思います。また通常のお祭りをおこなうために、多くの人が興味をもち参加していただける裸祭を行えるよう頑張っていきたいと思います。 

見付天神裸祭保存会
実行部長 伊藤 兆彦


矢奈比賣神社 宮司 久野 隆神社で最も大切な祭典を三大祭と言います。今年の豊作と全ての産業の向上を願う「祈年祭・きねんさい」。そのお願いに応えて下さった神様に感謝する「新嘗祭・にいなめさい」。それと「例祭・れいさい」。ここ見付では見付天神裸祭が例祭です。神様がこの土地に祀られてからの何らかの記念日です。

 常に氏子中をお守りいただき、裸祭でそのお力を増やして頂くために一年かけて話し合いをし、検証し、準備をして例祭を迎えました。やれることを最大限にやる姿をみて、矢奈比賣の神様は益々強い力で氏子中をお守りくださると信じています。

大声の オイショの声は聞けねども 神や渡らん裸祭

矢奈比賣神社
宮司 久野 隆


見付天神裸祭紹介映像
見付天神裸祭保存会 見付天神裸祭映像記録制作委員会 平成26年度制作


   
祭事始め浜垢離御池の清祓御大祭