ごあいさつ

見付天神裸祭保存会 会長 中山 正典見付天神裸祭は、多くの方々のご協力、ご支援を得て、コロナ禍より「完全復活」を成し遂げることができ、昨年は境内に安全柵を設置して、より安全な鬼踊り、お渡りを活気 あるものにすることができたと思います。また、小学校5 ・6年生、中学1年生に裸祭の出前授業、ワークショップを開催して、裸祭を身近に感じてもらおうと工夫してきました。 皆様にはご理解、ご協力いただき、安全で楽しい祭りの実現に一歩踏み出しえたと思います。ありがとうございました。

しかし、一昨年度のお渡りの際の傷害事件もあり、より一層の安全な祭りを社会から求められているのも事実です。保存会では裸祭の運営上のルールが見えるように「運営マニュアル」を作成しようと、一年間かけて準備し作成してきました。今回作成した「運営マニュアル」の主なポイントは2点。大祭1日目の夜における裸衆と観客の分離、そして裸祭関係者の登録制度(リストバンド装着)です。運営マニュアル作成委員会を立ち上げ、各町、各祭組組織の意見を聞きながら保存会をあげて作り上げてきているつもりです。今年度の「運営マニュアル」は全体会議で確認することになっています。是非皆様のご意見を聞きながら、安全で楽しい、勇壮な裸祭が実施できますよう最終準備をしております。裸祭参加者、観客の皆様に、裸祭の運営についてご理解、ご協力を得て、今年度の裸祭に臨みたいと思います。 

 昨年度から本格的に行っている小・中学校における出前授業、ワークショップで子ども達、中学生から、裸祭への熱い期待を感じます。社会からの期待も合わせ、より一層、安全で楽しい裸祭を目指しますので、ご理解、ご協力よろしくお願いいたします。  

見付天神裸祭保存会
会長 中山 正典


見付三社氏子崇敬者会 会長 大石富士雄

もうすぐ見付天神裸祭です。本年度の裸祭を迎えるにあたり、新たな取組み、新たな環境など、今まで経験した事のない状況に身を置く事になりました。その為に不安を覚える事があります。「不安の無い人は成長しない。不安があるからこそ成長できるんだ。大切な事は、不安に対してしっかりと準備をし、そして行動に移す事だ」と若い時に先輩から教えてもらつた事がありました。

私は見付生まれの見付育ち、80有余年になりますが、今年のような緊張感を 持って裸祭を迎えるのは初めてです。

崇敬者会では祭時における境内での秩序の維持・安全管理、渡輿の際の消燈時のトラブル、自然災害時の避難誘導管理、警備員(総代)による巡回指導及び観客と裸衆の事故対応として見付本通りの農協本部に1名、天神社境内に1名の看護師の配置を決めました。 

そして、崇敬者会では地域連携委員会、経営向上委員会、伝統保存委員会、環境整備委員会が連携して組織体制の強化を図り、「安全で安心、そして楽しい裸祭」を斎行したいと思います。

見付三社氏子崇敬者会 
会長 大石 冨士雄


見付天神裸祭保存会 実行部長 伊藤 兆彦

実行部長を仰せつかり4年目を迎えます。コロナ禍で中止になり、規模縮小の祭りや、震災による防潮堤建設と試練の連続でしたが、安全対策をとりながらも元の祭りに近づくことが出来つつあります。また拝殿での観客の皆様の観覧方法についても同様、安全対策を取りながら試行錯誤をかさね、よりよき裸祭りを目指していきたいと思います。 

〈大祭について〉
本年度裸祭り参加者については正しい身なりとともに各町登録のリストバンドの着用をお願いいたします。境内へのお手伝いで行かれる方についても法被、各町指定のTシャツとともにリストバンドを着用していただきます。一般の見学についても手水や前階段から右側スロープからの入場となります。正面参道は立ち入ることができません。

〈交通規制について〉
裸祭り当日18時より交通規制をおこないます。まだまだ周知されていない状況ではありますが、トラブルの無いよう安全対策の徹底をはかってまいります。見付町民ひとりひとりが呼びかけ(特に新しく引っ越しをされた方など)もお願いしたいと思います。

〈浜ごりについて〉
昨年来より会場テント設置の距離が長すぎるとのご指摘を受け、本年度は通路の両側(南・北)にテントを張り距離の短縮をはかります。移動距離、トイレまでの近さもありますが、昔のような長屋のようににぎやかな活気ある浜ごりをめざしていきたいと思います。

〈スタンプラリーについて〉
本年度も各町のおもてなしをメインに、子供達がお祭りへの興味関心を引き立たせられるように運営していきたいと思います。 どうぞ皆様のご理解とご協力をお願いいたします  

見付天神裸祭保存会
実行部長 伊藤 兆彦


矢奈比賣神社宮司 久野隆  

今年は9月終盤の裸祭です。年々暑くなっていて熱中症も心配される中で唯一の救いの日取りです。さて、「どうするの、どうなるの」と心配の声がきこえてくる裸祭ですが、何ら心配は無いはずです。昨年の裸祭明けから動き始め、裸祭保存会事務局を中心に実行部会・青年部・自治会・崇敬者会のそれぞれが担当するものを磐田警察署と何回もの話し合いを重ね、ご指導をいただき完成したマニュアルがあります。そのマニュアルを守り、いつも通りの祭を行うのみです。『守れなかったら』…来年からどうなるのかの心配より『マニュアルを守って裸祭をやろう』でお願いします。土曜日の夜中に神様にお出まし頂き、淡海國玉神社に渡御して、日曜日に氏子中を見て、夜になって矢奈比賣神社にお帰り頂くための祭後の清めが鬼踊り。1年にたった1日だけ外に出られる神様の楽しみを氏子で守る、氏子でしか守れないのが裸祭です。保存会とは見付全町・中央町・今之浦4、5丁目に住まれている全員が会員です。参加者はマニュアルを守り、 一般の人は交通規制と闇夜のしきたりを守り、 一人一人が協力し合った裸祭をよろしくお願いします。

見付天神 矢奈比賣神社
宮司 久野 隆


見付天神裸祭紹介映像
見付天神裸祭保存会 見付天神裸祭映像記録制作委員会 平成26年度制作


   
祭事始め浜垢離御池の清祓御大祭